今年は撃沈

道南産オスと北の瑠璃メスで交接、産卵した卵はほとんど落ちてしまいました。
たった一粒が残っているだけです。
今季は北の瑠璃オスが死に、ペアが変わった事と、昨年とは違う新たな試みをしている事が原因かと思います。
一度成功したやり方を忠実に実行すれば良いのかも知れませんが、そのやり方が本当に一番正しいやり方なのかを確かめる為には、わずかな微調整を試してみる必要があります。
ただ、ニホンザリガニの繁殖は年に一度なので、一回の失敗がデカいです。
失敗から得るものも大きいですが、これがダメならアレはどうか、と次々試す事が出来ないだけに、はかばかしく進みません。とても長い道のりです。
とりあえず今は、繁殖育成の為の施設増築に取り組み始めました。
ニホンザリガニの研究は一生続く事になるでしょう。

ニホンザリガニ研究所

ニホンザリガニの飼育、繁殖。北海道と東北の一部にのみ生息している絶滅危惧種。特に青いニホンザリガニはとても希少です。 2008年より、飼育を開始。これまでの飼育、繁殖を通じて感じた事や発見した事を綴っています。

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