メールの内容
小泉逸朗さま
こんにちは、私は埼玉県に住んでいる須藤親則と申します。
小泉さまには数年前に一度、メールでお話した事がありますので、これが二度目のメールになります。
私はニホンザリガニをテーマにブログをやっておりました。10年ほど前からニホンザリガニの繁殖を目指し、2017年に最初の成功、その後、18年、19年と稚ザリガニを取る事ができました。
成功までには多大な時間を費やして来ました。
繁殖方法を確立できないがゆえに、数々の失敗を繰り返してきた訳ですが、一番の理由は、小泉さんの研究にもある「別種」というのがあげられるかと思います。
実は私は最近まで、この事実を知りませんでした。
昨年も、産地の違うペアで繁殖に挑みましたが上手く行きませんでした。
良く良く小泉さまの研究を読ませて頂くと、「河川ごとに独自のDNAを持つ」とあります。
これは日高山脈を挟んだ別々の地域、などに関係なく、東または西の同じ地域内のザリガニでも河川が違えば繁殖はできない、という事になるのでしょうか?
私は同じニホンザリガニなら出所が何処であろうと繁殖するものと思ってきました。
そして、この研究を知ったときに、ニホンザリガニの貴重性を更に感じました。
特に網走のブルー固体は取り尽くされて消滅してしまった感じです。たまにメスだけが見つかっているようですが…
これについても繁殖から復活に持ち込めないものかと考えています。
今年の秋にもまた繁殖に挑戦しますが、うちで飼育している産地の違うペアでの交接は全くの無意味になるのでしょうか?
時間が取れるものなら、ゆっくりとお話してみたいものですが、その一点についてご回答いただけたら幸いです。
お忙しい所、長文で失礼いたしました。
須藤
2019年9月12日。
小泉先生に、こちらから送信させて頂いたメールの全文↑
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