貴重な網走青個体

私がブログを書き、繁殖を目指し始めた2010年頃は天然の青個体がけっこうオークションで出品されていました。自分もオークションで青個体を10匹くらいは購入したと思います。しかし一度も繁殖させる事が出来ないまま、全て死滅させました。
今現在、網走の青個体を探している北海道の出品者さんと繋がっているのですが、今年はブルーを見つける事ができなかったようです。2015年に、この方から購入したブルーのメスを今も飼育していて、それとペアにする網走産のオスが捕れないものかとお話しているのですが、何故かオスの個体が全く見つからないそうです。
網走のブルーは、ほぼ捕り尽くされ絶滅したのではないかと思います(いや、本当の理由はザリガニペストの影響か?)。それほどとても貴重です。
うちのブルーオス個体が死んでしまった事を受けてふと思い立ったのは、網走産の茶のオスと掛け合わせる事です。早速、北海道の出品者さんに家で飼育している網走産青個体と同じ生息地の茶を送って貰うようにお願いしました。
これにより繁殖が成功すれば、まだ数年かかると思いますが、網走産青個体を復活させる事が出来るかも知れません。
とにかくニホンザリガニの繁殖は難しいですが、何とか頑張って取り組んで行きたいです。

ニホンザリガニ研究所

ニホンザリガニの飼育、繁殖。北海道と東北の一部にのみ生息している絶滅危惧種。特に青いニホンザリガニはとても希少です。 2008年より、飼育を開始。これまでの飼育、繁殖を通じて感じた事や発見した事を綴っています。

0コメント

  • 1000 / 1000