水系

実は、道南産の変色オスと網走のメスとを2018年の秋に交接させています。
結論として、産卵はしましたが全て落卵しました。
原因はハッキリとは分かりません。
ただ、可能性の一つとして産地、つまりそれぞれが違う水系のザリガニだったから、という事が考えられます。
もちろん、繁殖自体がとても難しい生き物ですから、他にも考えられる原因はあります。あくまで可能性の一つとしてです。

ここまで読まれて、その意味を理解できる方がどのくらいいらっしゃるのか分かりませんが、私はその原因の可能性について、つい最近まで知りませんでした。
お恥ずかしい話、それを知らずしてニホンザリガニの繁殖をずっと目指して来たのです。
もしかしたら失敗を繰り返し、悩み続けて来た日々は、「そもそも無理」という状況下の中で、もがいていただけだったのかも知れません。

2019年早春。
網走のメスの抱卵。
全て落卵。
道南産と道東産での掛け合わせが原因か…

ニホンザリガニ研究所

ニホンザリガニの飼育、繁殖。北海道と東北の一部にのみ生息している絶滅危惧種。特に青いニホンザリガニはとても希少です。 2008年より、飼育を開始。これまでの飼育、繁殖を通じて感じた事や発見した事を綴っています。

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