冷却設備

ニホンザリガニを飼育するに当たって一番のネックになったのが水温管理です。真夏に20度以下を維持するにはどうしたら良いのか。
大掛かりな設備を整えるのは金銭的にも負担が大きい…
限られた環境の中でそれを実現する為に色んな事を試して来ました。
今回は私がこれまでニホンザリガニ飼育の為に使用してきた冷却設備をご紹介します。
(2008年~2016年)


2008年2月17日。
小型ペルチェ式冷温庫 。
玄関下駄箱の上に設置。
小型ながらけっこう冷えますが、小さい冷温庫ではドアを開けると中の温度が一気に上がってしまいます。
5月の気温上昇で冷却機能が不十分となり、使用を中止しました。↓
2008年5月14日。
卓上冷蔵ショーケース導入。
ベランダ設置。
容量と冷却能力が格段にアップしました。
欠点として、10度より上の温度設置ができません。逆サーモで無理矢理、水温を上げた事もありました。
2011年、春の産卵を狙いましたが失敗。
同年12月14日、突然の故障により停止。  
半野外に設置していたので直射熱や湿気の影響を受けていたと思われます。↓
2012年1月18日。
卓上冷蔵ショーケースの故障に伴い、急遽、新しい冷蔵ショーケースを導入。
外寸 H1762 w600 D635
重量 80㎏。
大型ショーケースを入れるために事前に制作していた小屋に設置。敷地の僅かなスペースに作った小屋なので、冷蔵庫がギリギリ入っています。
調節ダイヤルを弱にすると20度くらいまで上げる事ができたので季節感を出しやすくなりました。
12年、13年、16年の繁殖をこの冷蔵庫の中で狙いましたが全て失敗。
2016年5月1日、冷蔵庫の内部を清掃している時に誤って細い銅配管を折ってしまい、一瞬で粗大ゴミと化しました。 ↓

2012年4月5日。
ワインセラー導入。
室内設置。
冷蔵ショーケースと併用していました。
動作音も静かで、冷蔵庫より高めの温度設定が可能。ただ欠点として、庫内にかなりの密閉感があるようで長時間締め切っているとザリガニが酸欠を起こします(冷却の為、ドアは長時間開けられません)。エアチューブを引き込んでみましたがあまり改善せず、2013年の始め頃から使用しなくなりました。↓        

5月の気温が高い時期に冷蔵庫が使えなくな
り、慌てて知人から水槽用クーラーをお借りして対応したのですが、この時から冷却設備への考え方が変わってきました。  ↓

ニホンザリガニ研究所

ニホンザリガニの飼育、繁殖。北海道と東北の一部にのみ生息している絶滅危惧種。特に青いニホンザリガニはとても希少です。 2008年より、飼育を開始。これまでの飼育、繁殖を通じて感じた事や発見した事を綴っています。

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